家電の販売、どこまで伸びるかは夏次第?

2019年度に入ってもエアコンの出荷台数は順調

 日本電機工業会(JEMA)によると4月の白物家電の国内出荷額は、前年同月比13・2%増の1795億円となり、12カ月連続で増加した。ルームエアコンや冷蔵庫、洗濯機の主要製品の出荷額がいずれも10%以上増加。省エネルギー製品や高付加価値製品に対する消費マインドが継続しており、JEMAではこの傾向が今後も続くと見ている。

 製品別では、エアコンの出荷額が同28・6%増の547億円と15カ月連続で増加。出荷台数は同21・8%増の65万1000台で、4月単体としては過去10年で最多。

 JEMAでは「2018年夏の記録的な猛暑や19年秋の消費増税を踏まえて、家電量販店が早い段階から販売体勢を整えているのではないか」と推測する。

 冷蔵庫は出荷額が同12・6%増の309億円、出荷台数が同0・4%増の27万5000台と、いずれも3カ月連続で増加した。

 容量401リットル以上の大型タイプの出荷台数は、同14・5%増の11万2000台と6カ月連続でプラスが続いている。

新会長も気にする“雲行き”


 「IoT(モノのインターネット)家電は、これからどんどん普及するだろう」と語るのは、日本電機工業会(JEMA)会長に就任した長栄周作さん。家電のさらなる発展に期待を寄せる。

 「かつての家電市場は主婦の家事負担の軽減で成長した。今はスマートハウスで成長している」と潮流を見定める。

 ただ、家電の潮流はIoT化だけでもない。2018年度は猛暑によるエアコンの販売増加が顕著だった。「19年も夏の気候に左右されるのだろうか」と“雲行き”も気にしている。

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