プロ野球で活躍中、スピードガンより正確に球速測定する画像処理技術
ウォンツが開発
「スピードガン」より正確です-。プロ野球シーズン真っただ中、ウォンツ(名古屋市中区、石川清和社長、052・251・0571)が開発した、画像処理技術を利用する球速計測システムがナゴヤドーム(同東区)で活躍中だ。スピードガンでは頻繁に発生していた計測ミスがなくなったといい、隠れた“好成績”をあげている。
ナゴヤドームで今シーズンから運用が始まった「スピードキャッチャープロ=写真」は、カメラで投球を動画撮影し、ボールの位置を60分の1秒単位で解析。距離と時間から速度を算出する。球速計測は電波を利用するスピードガンが一般的だが、ほかの電波の影響で計測精度が下がる。最近は観客のスマートフォンが発する電波の影響で「1試合当たり10球ぐらい」(ウォンツの担当者)計測ミスが発生するようになり、球場側が困っていたという。
ウォンツは各種システム開発が主力で、野球場のスコアボードシステムも手がける。
ナゴヤドームで今シーズンから運用が始まった「スピードキャッチャープロ=写真」は、カメラで投球を動画撮影し、ボールの位置を60分の1秒単位で解析。距離と時間から速度を算出する。球速計測は電波を利用するスピードガンが一般的だが、ほかの電波の影響で計測精度が下がる。最近は観客のスマートフォンが発する電波の影響で「1試合当たり10球ぐらい」(ウォンツの担当者)計測ミスが発生するようになり、球場側が困っていたという。
ウォンツは各種システム開発が主力で、野球場のスコアボードシステムも手がける。
日刊工業新聞2019年5月24日