コマツがインドネシアで農業支援!ブルドーザーで稲作改革

新たな切り口でビジネス拡大目指す

 コマツはインドネシアで農業支援を始める。CSR(企業の社会的責任)活動の一環で石川県と行っているブルドーザーを活用した稲作改革のノウハウを同国に展開する。インドネシア政府や現地教育機関と連携して進める。コメ食文化でありながら輸入に頼る同国の課題解決を支援するとともに、農業という切り口で新たなビジネス拡大を目指す。

 コマツは湿地帯の多いインドネシアでの農業に自社のブルドーザーが有効に活用できるとみる。さらに同国では輸入が大半を占めるコメの自給自足に取り組もうとしている。

 まずは石川県と行う建設機械技術を使った稲作のノウハウを提供する。ブルドーザーの情報通信技術(ICT)施行技術を使って田面を高精度に均平化するというもの。均平化でコメの生育が安定し収量・品質が向上する。この技術を活用し、苗栽培から直播(じかまき)栽培に変えることで田植え作業が不要になる。作業の効率化で、コスト削減にもつながる。

 現在、インドネシア政府や同国の大学と連携し、実証を開始している。成果が出た場合には、製品とセットでノウハウを提供するなどビジネスにつなげていく。

 同社では、ESG(環境・社会・企業統治)の課題解決をしながら、収益向上するという姿を目指している。そうした中で「インドネシアでの農業関連がうまく展開できれば、理想の形となる」(小川啓之社長)とする。

 今後、田面を均平化するノウハウは、インドネシア以外の東南アジアでも提供していく予定。

 また、新規開拓の余地がある農林業向けの提案にも注力しており、機械化が進んできた東南アジアを中心に営業を強化する。その一環としても今回の取り組みは重要な役割を担う。

  

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