中国受注半減、それでも工作機械メーカーは積極開拓を止めない!

 日本工作機械工業会(日工会)のまとめでは、最新2月の中国受注は前年同月比50・4%減と半減した。前年割れは12カ月連続と1年にわたりブレーキがかかっている。設備余剰の抑制、中国経済の減速に直面している。

 他の産業界では脱中国の流れがある一方、工作機械業界は「世界最大のマーケット」(クリスチャン・トーネスDMG森精機副社長兼独DMG MORI会長)、「14億人が住む大消費地」(中島圭一シチズンマシナリー〈長野県御代田町〉社長)との認識が圧倒する。

 オークマは景気減速の懸念が広がる中でも顧客開拓を続ける。山東省済南市に中国で3カ所目の技術サービス拠点を3月に開設。「深掘りはこれから」(広報)と販売に力を入れる。ブラザー工業は西安市の工場増強を計画通りに進める。安川電機は電気自動車(EV)の需要拡大に積極対応する。中国の奇瑞汽車グループとの現地合弁会社で、モーター技術などを応用したEV向け駆動システムの量産を始めた。

 また、中国を成長市場のインドへの輸出基地に積極活用しようとする動きもある。DMG森精機は中国・天津の工場からインドへマシニングセンター(MC)を輸出する。

 建設機械業界ではコマツが米中摩擦の影響を受ける。2018年度に影響額を約40億円と織り込む。米国で生産する油圧ショベルの一部部品を中国から日米、メキシコに移管し、影響を抑える。

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