ドコモショップでEV充電サービス提供へ
NTTが検討を開始
NTTは、子会社のNTTドコモの販売店「ドコモショップ」やコンビニエンスストアなどで電気自動車(EV)充電サービスを行う検討を始めた。リチウムイオン蓄電池を持つ自社通信ビルで一般向けにEV充電サービスを始める方針を示していたが、ドコモショップなどのパートナー拠点でも同サービスを始める見込み。自社グループが運営する太陽光発電所の電力を使った充電ステーションも展開する計画だ。
NTTが2019年度上期に新設するエネルギー事業推進会社の新規事業とする。構想では、車の交通量が多く、EV用急速充電器を置く場所がある一部のドコモショップやコンビニを対象とする。
自社グループ会社が運営する太陽光発電所が発電した電力などのグリーン電力による「グリーン電力充電ステーション」も発電所近郊に設置する計画だ。同グリーン電力をリチウムイオン蓄電池に蓄えて急速充電器の電源にする。NTTが全国に約7300持つ通信ビルのうちリチウムイオン蓄電池を設置した通信ビルにも急速充電器を置き、一般のEV車の充電用に提供する。
こうしたEV充電サービスの課金や充電ステーションの検索を管理するシステムに、NTTグループの最新情報通信技術(ICT)を活用する。充電に使う電力は、電力卸売り・小売り事業で自社が集めた電力と他社の商用電力を利用する。
NTTは、都市や農業、交通などあらゆる産業をデジタル変革でスマート化するスマートワールド構想を示している。このうち、自社通信ビルのリチウムイオン蓄電池などを活用したスマートエネルギー事業では売上高を25年度に6000億円へ倍増する目標を掲げている。
NTTが2019年度上期に新設するエネルギー事業推進会社の新規事業とする。構想では、車の交通量が多く、EV用急速充電器を置く場所がある一部のドコモショップやコンビニを対象とする。
自社グループ会社が運営する太陽光発電所が発電した電力などのグリーン電力による「グリーン電力充電ステーション」も発電所近郊に設置する計画だ。同グリーン電力をリチウムイオン蓄電池に蓄えて急速充電器の電源にする。NTTが全国に約7300持つ通信ビルのうちリチウムイオン蓄電池を設置した通信ビルにも急速充電器を置き、一般のEV車の充電用に提供する。
こうしたEV充電サービスの課金や充電ステーションの検索を管理するシステムに、NTTグループの最新情報通信技術(ICT)を活用する。充電に使う電力は、電力卸売り・小売り事業で自社が集めた電力と他社の商用電力を利用する。
NTTは、都市や農業、交通などあらゆる産業をデジタル変革でスマート化するスマートワールド構想を示している。このうち、自社通信ビルのリチウムイオン蓄電池などを活用したスマートエネルギー事業では売上高を25年度に6000億円へ倍増する目標を掲げている。
日刊工業新聞2019年4月2日