“あめ”でプロジェクションマッピング

群馬大の奥寛雅准教授らが開発、食べても大丈夫

 群馬大学理工学部電子情報理工学科の奥寛雅准教授らは、あめで再帰性反射材を開発した。食べられ、長期保存が可能。再帰性反射材は特定パターンの光を反射するため、拡張現実(AR)技術やプロジェクションマッピングの目印になる。動物の演技をプロジェクションマッピングで演出する際に食べてしまっても問題がない。

 還元イソマルツロースという糖と水を混ぜて透明度の高いあめを作製した。これをシリコン型に流し込み加熱して水分を飛ばし、硬いあめを作る。再帰性反射材は立方体の角がいくつも並んだ構造をもつ。光が立方体で反射し特定の2次元明暗パターンをつくる。

 従来は成形しやすい寒天で再帰性反射材を作っていたため長期保存ができなかった。あめは乾燥剤と一緒なら1カ月間は透明性を保てることを確認した。

 プロジェクションマッピングなどの目印になる。目印をリアルタイムに追い掛けてコンピューターグラフィックス(CG)を投影できる。食べられるため、料理や会食、動物などの演出に提案していく。

日刊工業新聞2019年2月28日

  

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