財務にも“健康診断”が必要?

コラボレックスが3月に「財務ドック」を開始、“処方箋”も発行

 コラボレックス(大阪市中央区、岸野浩通社長、06・6625・9400)は、中小製造業などの財務状態を診断するサービス「財務ドック」を3月1日に始める。過去3期分の決算書(財務諸表)、現在の業績、経営者との2時間の面談から財務面の課題を洗い出し、「財務診断書」を作成する。診断費用は2万5000円(消費税抜き)。金融機関からの借り入れ方法の見直しや、事業計画策定における優先事項なども助言する。

 「人間ドックのように身体計測、血液、体幹といった項目に分けて企業の健康状態を示す」(岸野社長)のが狙い。「財務診断書」は面談後10日以内に作成する。貸借対照表(B/S)、運転資金、経常収支、自己資本などの状態を見て、10以上の項目別に「異常なし」「要検査」「治療が必要」など4段階で評価する。

 財務状態を客観的な指標で示した上で、「長短期の借入金バランスを見直して資金繰りを改善するなど、必要に応じた“処方箋”も書く」(同)という。

 経営者の面談は予約制で、東京と大阪で毎月最大20件程度受け付ける予定。費用は子会社の数によって1社当たり1万円(消費税抜き)が追加になる。

 岸野社長は地銀から独立してコラボレックスを創業した。製造業など中小企業の財務コンサルタントを手がける。「財務ドック」は短時間に少ない費用で財務の問題点に気づける「きっかけ作り」(岸野社長)とし、財務コンサルの受託などに結びつける。

日刊工業新聞2019年2月20日

  

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