はしかの感染防止に期待、パナソニックの意外な発見

今後の製品開発に知見を役立てる

 パナソニックは、自社の脱臭除菌機「ジアイーノ」の専用液として使っている次亜塩素酸が、麻しん(はしか)感染を抑える効果があることを検証した。次亜塩素酸の有効成分を実験室内に蒸発させたところ、2時間後に麻しんウイルスの感染能力を99%以上抑制したという。同社は「薬事法の問題もあり、製品自体にウイルスへの抑制効果があるとはいえない」としつつ、今回の知見を製品開発に役立てる方針だ。

 北里環境科学センター(相模原市南区)で検証した。パナソニックの脱臭除菌機で使うものと同様の濃度(1リットル当たり約10ミリグラム)の次亜塩素酸水溶液をフィルターにしみこませ、風に当て約6畳の空間に有効成分を蒸発させて抑制効果を確かめた。

 はしかは感染力が強く、日本でもあべのハルカス(大阪市阿倍野区)で感染者が確認されるなど、患者が増えつつある。

日刊工業新聞2019年2月18日

関連する記事はこちら

特集