次世代の自動車シートフレーム、メーカーが狙う競争力

タチエスが22年めどに開発

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タチエスの現行シートフレーム「TTK2.0」
 タチエスは、次世代型のシートフレームを2022年めどに開発する。現在の同社製シートフレームと比べて約1割軽量化するほか、部品点数を削減するなどで価格競争力を高める。並行して、高張力鋼板(ハイテン)材などの活用も進め、軽量と高剛性化を進めていく。シートメーカー各社は電動化など自動車の次世代化への対応を進めており、タチエスも価格以外の部分で付加価値を付ける。

 タチエスが次世代型に位置付けて開発するのが、第3世代のシートフレーム「TTK―X」。既存のシートフレームより部品点数を減らすことに加えて、物流コストの削減に貢献できるよう、製品の積み込みやすさでも工夫する。製品のコスト競争力の向上も図る。開発には、シート部品の製造販売を手がける子会社のTF―METAL(静岡県湖西市)との連携も生かす。

 タチエスは12年に基本骨格を標準化して汎用性を高めた「TTK」を投入した。16年には、軽量化などを図った「TTK2・0」の生産も始めた。ハイテン材やフレア加工による軽量高剛性化にも取り組んできた。

 第3世代は、こうしたシート開発のテーマを踏襲しつつ、車内スペースの確保など高まる要求に応えていく。TTKシリーズは従来より座る位置を低く抑えられる特徴がある。電気自動車(EV)などの電動車に搭載すれば、電池の収納スペースを広く確保できる利点がある。

日刊工業新聞2019年2月13日

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