警備・防災に特化したドローンはここがスゴい!

東光鉄工がドローンの弱点を克服した「TSV―RQ1」を開発、今秋にも発売

 東光鉄工(秋田県大館市、虻川東雄社長、0186・48・3234)は、警備や防災向けに特化した飛行ロボット(ドローン)を開発した。量産体制を整え、今秋に発売する。雨や風に弱いドローンの問題点に着目した。耐風性能を一般ドローンの風速約10メートルより高めて同15メートルにした。防水性能や、遠方を照らすサーチライトも備える。ライトや赤外線カメラを含めた消費税込みの価格は300万―400万円を予定し、警備会社や官庁などに売り込む。

 開発したドローン「TSV―RQ1」はIPX5レベル対応の防水性能と耐風性能により、雨が降る中での遭難者捜索などに対応する。遭難者の早期発見のため赤外線カメラの特殊撮影が可能で、物資の投下もできる。耐風性はモーター出力のアップと機体設計工夫で実現した。カメラは透明アクリル製のフードで覆われ、雨にぬれても捜索が可能。大規模水害直後の現地調査などでドローン利用が注目されているが、雨風や夜間に弱い欠点があるという。

 新しいドローンは、プロペラ先端にウイングレットの曲げ加工を施すなどの工夫により飛行中の騒音が少なく、ゴミの不法投棄や密入国者の監視にも活用できる。滞空時間はバッテリーフル充電で40分。今後は、長い時間が要求される用途に向けてハイブリッドエンジンを搭載した「2時間以上、飛べる機種も開発したい」(鳥潟興明取締役)考えだ。

日刊工業新聞2019年1月30日

  

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