日本人特有のなまりも理解、AIが英語の先生に
生徒の能力に合わせ発話学習の時間を確保可能に
NTTは29日、東京都板橋区の中台中学校で2018年12月から実施している人工知能(AI)を活用した英語の発話学習を公開した(写真)。2年生の生徒にiPad1台とヘッドセットを配布。iPadに表示された質問に答える生徒の音声をNTTのAI技術「コレボ」が分析し、「トライ・アゲイン(もう一度)」「グッド(良い)」「エクセレント(優秀)」の3段階で判定する。
従来は生徒1人当たりに割り当てられる発話学習時間が限られていたが、iPadとAIの活用で生徒の能力に応じた発話学習が可能になった。従来の学習ツールでは認識できなかった日本人特有のなまりもAIが理解できるようにした。なまりがあっても外国人に通じるレベルであればグッド以上に判定し、生徒のやる気を維持できるようにした。宮沢一則校長は「生徒が人前で英語を話すようになった」と話す。
3月までに教師や生徒からの意見を取りまとめ、本格導入に向けた改良につなげる。
従来は生徒1人当たりに割り当てられる発話学習時間が限られていたが、iPadとAIの活用で生徒の能力に応じた発話学習が可能になった。従来の学習ツールでは認識できなかった日本人特有のなまりもAIが理解できるようにした。なまりがあっても外国人に通じるレベルであればグッド以上に判定し、生徒のやる気を維持できるようにした。宮沢一則校長は「生徒が人前で英語を話すようになった」と話す。
3月までに教師や生徒からの意見を取りまとめ、本格導入に向けた改良につなげる。
日刊工業新聞2019年1月30日