どんどん静かになるクルマ。後押しする極細繊維の不織布とは?

JXTGエネ、高性能吸音材開発

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写真はイメージ
 JXTGエネルギーはポリエステル長繊維の不織布とフェルトを複合化し、ロードノイズなどの低周波音に有効な高性能吸音材を開発した。直径1マイクロ―3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)のポリエステル長繊維を積層した同社の不織布「ミライフ」とポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂のフェルトを組み合わせ、2000ヘルツ付近で垂直入射吸音率0・9を実現した。自動車内装部材での採用を目指す。

 ミライフの紡糸・延伸積層技術を改良し、繊維径を従来の10マイクロメートル程度から微細化。フェルトメーカーの協力を得てさまざまな素材と加工方法で吸音特性を調べ、厚さ約20ミリメートルのPET樹脂製フェルトと組み合わせた。

 ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の普及によって、「自動車業界ではエンジン音よりも、ロードノイズ対策が重要視されている」(依田英二JXTGエネルギー機能材カンパニー機能材研究開発部長)という。

ポリエステル不織布とフェルトを複合化した低周波音用吸音材

日刊工業新聞2019年1月18日掲載

COMMENT

梶原洵子
編集局第二産業部
記者

EVやHVの増加に加え、乗客が主体となる自動運転も、クルマの『静かさ』の価値を後押しします。

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