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生産現場に“疲れにくい靴下”

西垣靴下が4月に発売、安全靴の利用者に狙いを定める
生産現場に“疲れにくい靴下”

疲れ知らずの靴下を手に取る西垣靴下の西垣社長

 西垣靴下(奈良県大和高田市、西垣和俊社長)は、町工場向けの靴下「疲れ知らずの靴下 ワークソックス」を4月に発売する。生産現場で安全靴を使う作業者を対象に、疲れにくい商品を目指した。同社の販売子会社エコノレッグ(奈良県大和高田市)と、大阪の中小経営者19人が出資しモノづくり企業の情報発信を支援する大阪ケイオス(大阪市中央区)の3者で商品化した。

 試作品を大阪ケイオスの一部メンバーが使用しエコノレッグがモニター調査を実施、西垣靴下が数回にわたる改良を重ねてきた。

 靴下が安全靴の鉄板とこすれ、すぐ破れてしまうことが大きな課題だった。西垣靴下は疲れにくいクッション性と耐久性を兼ね備えた編み方を研究し、独自の「新クッション編み」を開発した。

 開発した靴下は、クッション性の高いパイル編みに対し反発力が2倍、丈夫さも10倍にできるという。価格は消費税抜きで1600円から。

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日刊工業新聞2019年1月17日

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