電動パワステ生産で女性・シニアの専用ライン、まず「軽」向けから

ジェイテクトが18年度内をめどに

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 ジェイテクトは2018年度内にも、電動パワーステアリング(EPS)を生産する奈良工場(奈良県橿原市)に女性と50代以上のシニアの従業員専用ラインを設ける。軽自動車向けEPSの1ラインで女性の配置を始めており、課題を洗い出しながら女性とシニアに限定した生産ラインに仕上げる。足元の人手不足や将来の労働人口の減少を視野に、生産現場の環境を整える。

 軽自動車向けEPSは、乗用車向けに比べて小型・軽量なため、作業負担を抑えられると判断して女性とシニアの専用ラインの対象にした。現在、奈良工場の対象ラインで作業する7人のうち4人が女性となっており、18年度内をめどに女性とシニアのみの配置にする方針だ。

 具体的な工夫として、小柄な女性でも動きやすいように作業台は低くし、組み立ての最終工程で使う締め付け装置の作業後に発生する反動を緩和する仕様にした。女性とシニアの体格や腕力などを考慮し、作業環境の改善を進める。

日刊工業新聞2018年9月4日

COMMENT

ジェイテクトは団塊の世代が75歳以上となり、超高齢化社会を迎える「2025年問題」を意識し、ダイバーシティー(多様性)の促進を急いでいる。足元でも人材確保が難しくなっている上、今後は労働人口の減少が予想されるため働き方改革や自動化の推進などとともに、女性やシニアの活躍を重要視している。生産機種の特性なども見極めながら、職場環境を整備する。 (日刊工業新聞社名古屋支社・今村博之)

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