日ハム新球場の“芝”を支える技術とは?

開閉式屋根の球場でも育成状況を高精度で予測できる

 大林組は北海道ボールパーク(札幌市豊平区)が技術提案型の総合評価方式で実施した北海道日本ハムファイターズの新球場「北海道ボールパーク(仮称)建設工事」の選定コンペに芝の生育予測システム「ターフシミュレータ」を適用した。植物生理学に基づく芝の生育予測モデルを駆使して繰り返しシミュレートするため、開閉式屋根の球場に使う芝の生育を高精度に予測できる。大林組は設計にも活用し、設計期間やコストの影響を最小限に抑え、芝が健全に育つ球場を提供する。

 同社は京都大学と2011年に同システムを共同開発し、試験を重ね精度を向上してきた。計画初期段階に芝の光合成と呼吸に有利な施設の形状や環境条件を改善する設備を検討でき、芝の生育を重視した建築・設備の設計が可能になる。

 大規模な生育試験を不要とし、短期間、安価に芝の生育を予測できる。暖地型芝と寒地型芝を予測でき、日本の大半の地域に適用が可能だ。

日刊工業新聞2019年1月10日

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。