農家に強い味方、農作物の糖度が雪で2倍に上がる貯蔵庫

中村建設ナカフサが商品化

 中村建設ナカフサ(兵庫県豊岡市、中村肇社長、0796・23・1598)は、除雪後の雪を活用し、農作物の糖度を上げる貯蔵庫「雪室」を商品化した。貯蔵庫内の農作物は通気窓から雪による冷気に触れ、低温で長期熟成する仕組み。消費税込みの価格は約2500万円。第1号の雪室は地元農家にこのほど納入した。地域の給食センターに供給される、ジャガイモなどの保管に活用されている。

 雪室は船荷などで使う40フィートコンテナ五つを連結した構造。両端と真ん中の三つのコンテナには雪、挟まれた二つのコンテナに農作物を保存する。断熱材を用い、室内は1―4度Cに保つ。

 兵庫ものづくり支援センター但馬(兵庫県豊岡市)と共同試験し、4カ月で農作物の糖度は約2倍に増す結果を得られたという。

 同社の中村社長は「積雪を有効活用し、流通規格外の農作物も糖度を上げて付加価値を高められるよう、支援したい」と語る。

日刊工業新聞2019年1月4日

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。