荒れ地もおまかせ、3輪駆動の草刈りロボ

和同産業のロボット草刈り機「MR―300」

 和同産業(岩手県花巻市、照井政志社長、0198・24・3221)は、農家の高齢化や労働力不足に対応し、荒れ地や斜面などの悪環境にも対応するロボット草刈り機「MR―300」を開発した。未整地の場所で使えるものは珍しいという。価格や発売時期は未定。同製品を含めた農業機械を、主力の除雪機に次ぐ事業の柱に育てたい考え。

 同草刈り機は作業したい場所にエリアワイヤを敷設して使用する。最大作業面積は3000平方メートル。装置サイズは縦845ミリ×横520ミリ×高さ360ミリメートル。重量15キログラム。

 3輪駆動で30度までの傾斜を登ることができるほか、重機のわだちなど凹凸の多い道も進める。超音波センサーとタッチセンサーを搭載し、障害物に近づくと減速する。密集した草や障害物の周りにある草も残さず刈り取りながら、樹木など周囲のものを傷めにくい。

 リチウムイオン電池式で、1回の充電で約1時間稼働。スマートフォンで充電残量や稼働時間を確認でき、PINコード入力機能で盗難を防止する。本体を持ち上げると刈り刃とタイヤが運転停止するなど、使用者の安全に配慮した。オプションで充電ステーションに太陽光パネルユニットも取り付けられる。

 全国からモニターを募り、設計の詳細を詰めながら、海外展開も視野に入れ国内外の展示会に参考出展する。

 同社は売り上げの約9割を除雪機が占め、季節によって工場の稼働状態にバラつきが出るのが課題になっていた。2018年3月期の売上高は68億円。

日刊工業新聞 2018年10月8日

梶原 洵子

梶原 洵子
10月09日
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凹凸のある場所の草も刈れるとのこと。子どもの頃、通学路や空き地を近所の人たちで草刈りをしていた記憶がありますが、そんな場所でも役立ちそうです。今回の3輪駆動のロボットに対し、農水省ではブルドーザーのような足回りのクローラータイプで、19年度末の完成を目指して開発しています。

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