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ジョルダン「乗換案内」にカーシェア情報を追加へ

ジョルダン「乗換案内」にカーシェア情報を追加へ

(写真はイメージ)

 ジョルダンは鉄道や飛行機、バスなどの交通機関情報にカーシェアリングなど新たな移動手段を組み合わせ、乗り物を使ったサービス「MaaS(マース)」事業を強化する。これまで別々に提供されていた交通サービスを一つのスマートフォン向けアプリケーション(応用ソフト)に統合。ルート検索から予約、決済まで完了できるようにする。

 今夏にもMaas関連の機能を搭載したアプリを提供する予定。現在カーシェア事業者をはじめとした外部企業と連携に向けた協議を進めている。

 同社は交通機関のルート検索アプリ「乗換案内」が主力。拡大するMaas市場をターゲットに、駅から目的地までを地図上で示して振動や音声で案内する機能を有料機能として追加した。「交差点付近を道なりに進んで左です」など丁寧な案内が特徴。利用者が別の地図アプリを使わなくても一つのアプリでルート検索から目的地への案内が完了することが強みだ。今後、目的地までの交通手段にタクシーやカーシェアを加え、検索や予約、決済までを完了するアプリを開発する。

 「乗換案内」は累計3000万ダウンロードで、月間の検索回数は2億回を超えた。しかし有料会員数が減少傾向にあり、新事業で利便性を向上して巻き返しを図る。
日刊工業新聞2019年1月1日

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