歌合戦だけじゃない!スタートアップ紅白のつながりは次のアイデアを生む?

三井住友フィナンシャルグループのhoops link tokyoで開催

 国内スタートアップ企業がプレゼンテーションを競う「紅白“ピッチ”合戦」が26日、hoops link tokyo(東京都渋谷区)で開かれた。8社が参加し、代表者が女性は赤組、男性は白組に分かれて戦った。金融系スタートアップのカウンティア(東京都渋谷区)が主催するイベントで、今年が2回目。年末にスタートアップや投資家、個人などが交流し、2019年のビジネスにつなげようという狙い。

 トップバッターは白組のDmet products(東京都中央区)。楠大悟代表取締役は、シーンやムードを選ぶと自動で音楽を作成するソフトを紹介。「著作権フリーの音楽を使わなければ、動画をインターネット上に公開できない」(楠代表取締役)と言い、動画作成者へ訴求する。同社は、40万セットを販売したウエアラブル楽器ガジェット「Sound Moovz」など、音楽関係の製品を展開する。

 このほか白組は、起業家の資金調達と投資家の管理支援を同時に効率化するプラットフォーム「スマートラウンド」を19年1月から提供する砂川大氏らがプレゼンした。

 一方の紅組は、ビビッドガーデン(同渋谷区)の秋元里奈代表取締役が、オーガニック農家と消費者が直接つながり、農作物を売買するウェブサービス「食べチョク」を紹介。

 大トリは2018年に数々の賞を受賞したムスカ(福岡市博多区)。同社はイエバエの幼虫を使って、生ゴミなどから、肥料と飼料の両方を効率的に生産する技術を持つ。密集した環境でも育つ“サラブレッド”のハエと、ハエを育てる技術が特徴。流郷綾乃“暫定”最高経営責任者(CEO)は、「ハエのイメージを変えたい」と語った。

 来場者が投票し、紅組が勝利した。18年はメルカリが上場し、評価額10億ドル以上の非上場企業を示す『ユニコーン企業』の認知が広まるなど、スタートアップが注目された年だった。同会場を運営する三井住友フィナンシャルグループの古川剛也さんは、「hoops link tokyoは色んな人がフラットにつながれる場。新しい挑戦をしたい人に来て欲しい」と語った。さまざまな交流から成長の加速が期待される。

紅白ピッチ合戦の登壇者ら

ニュースイッチオリジナル

梶原 洵子

梶原 洵子
12月30日
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2018年はスタートアップに注目が集まりました。来年は企業間のコラボなど、活動の広がりが期待されます。

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