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ボルボ、日本で22年ぶり新車販売2万台超えのワケ

“カクカク”デザイン以来の人気!
 ボルボ・カー・ジャパン(東京都港区、木村隆之社長、0120・922・662)の2018年国内新車受注台数が22年ぶりに年間2万台を超えた。16年に発売したスポーツ多目的車(SUV)「XC90」以降、デザインやプラットフォームを一新した新世代モデルが受け入れられ、販売拡大につながったという。

 4年前の14年の新車受注台数は1万2376台だった。

(日刊工業新聞2018年12月25日掲載)

 ボルボは、売れ行きだけでなく、車への評価も高まっている。「XC60」は、「2017 - 2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。3月に発売した「XC40」は「2018 - 2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。V40シリーズをはじめとした既存モデルが安定して売れており、これにXC90やXC40といったカー・オブ・ザ・イヤー受賞モデルの販売が上乗せされた格好だ。また、9月には新型V60を発売している。

 90年代、ボルボの車は角張ったデザインが多く、「850エステート」は日本でも人気が高かった。最近ではSUV人気の追い風やデザイン性の高さを受けて、再度人気が高まっているようだ。先進安全装備の強化でも先行している。

(ニュースイッチより追記)
梶原洵子
梶原洵子 Kajiwara Junko 編集局第二産業部 記者
昔のボルボのカクカクしたデザインは今も好きですが、最近ではクロスカントリーモデルやSUVモデルの印象が定着してきました。

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