金魚の未来予測行動には脳のどの部位が働いているのか?

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 中部大学工学部の平田豊教授らは、金魚の未来予測行動には小脳が必要なことを突き止めた。予測性眼球運動を獲得した後に小脳を切除すると、反射的な眼球運動である視運動性眼球運動(OKR)はあったが、予測性の眼の動きはなくなった。また予測性眼球運動獲得前に小脳を切除するとOKRもなかった。人工小脳を用いて未来予測で行動できるロボットの開発につながる。

 平田教授らは、金魚に光の点状パターンによる視覚刺激を与え、OKRを誘発した。その結果、視覚刺激が動きだす約2秒前に金魚が眼を動かし始め、止まる約2秒前から眼を減速し始めた。また刺激の回転時間か停止時間をランダムにし、刺激の開始または終了タイミングを予測不能にすると、金魚は刺激の終了または開始の一方だけでも予測して眼を動かすことが分かった。その後小脳切除でOKRの有無を調べた。

日刊工業新聞2018年12月21日

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