京セラ・稲盛名誉会長の「盛和塾」、19年末に解散へ
数々の経営者育て
京セラ創業者の稲盛和夫名誉会長(86)が塾長を務め、若手経営者が経営哲学を学ぶ「盛和塾」が2019年末に解散する。稲盛氏は従来、「盛和塾は一代限り」と表明していた。高齢となった自身の体力も鑑みて、活動を終了することに決めた。盛和塾は83年に発足。現在では各地に活動が広がり、国内56塾、海外44塾ある。塾生数は約1万4000人。
盛和塾には稲盛氏が考える経営や人生に重要な「フィロソフィ(哲学)」に共鳴した経営者が集まる。稲盛氏が盛和塾の行事に出席するのは、19年の世界大会が最後になるという。
盛和塾の公式ホームページには稲盛氏のコメントが掲載された。「私の代わりに、誰かが『フィロソフィ』を解説しても、それは稲盛哲学ではない」とした。塾生に対しては「利他の心をもって、世のため人のために貢献することを祈る」とエールを送った。
盛和塾には稲盛氏が考える経営や人生に重要な「フィロソフィ(哲学)」に共鳴した経営者が集まる。稲盛氏が盛和塾の行事に出席するのは、19年の世界大会が最後になるという。
盛和塾の公式ホームページには稲盛氏のコメントが掲載された。「私の代わりに、誰かが『フィロソフィ』を解説しても、それは稲盛哲学ではない」とした。塾生に対しては「利他の心をもって、世のため人のために貢献することを祈る」とエールを送った。
日刊工業新聞2018年12月8日