今の車に後付け!トヨタのアクセル踏み間違い防止装置の値段は?
ダイハツも発売
トヨタ自動車は5日、アクセルペダルを踏み間違えた際の急発進などを抑える後付けのシステム「踏み間違い加速抑制システム」を発売したと発表した。車両の前後に搭載する超音波センサーと車内に設置する表示機で構成し、物理的な加速の抑制やブザー音などで注意を喚起する。価格は5万5080円(消費税込み)で、取り付け費は別途。順次、対象車種を拡大する。
進行方向の約3メートル以内にある壁を検知して加速を抑制する機能と、後退時に時速約5キロメートル以上でアクセルを踏むと加速を抑制する機能を付けた。どちらの場合ともアクセル信号はオフにするが、クリープ現象は残るため、ブレーキを踏む必要がある。表示機ではブザー音とともに、「アクセルを離してください」と示してドライバーに気づかせる。
当初の対象車種は、ハイブリッド車(HV)「プリウス」と小型HV「アクア」。販売台数の多さや高齢ドライバーの人数などを考慮した。販売店装着の純正用品として扱い、対象車種も広げていく。
トヨタによると、年齢別のペダル踏み間違い死亡事故の発生比率は65歳以上が約8割を占める。トヨタは新しいモデルだけでなく、今回の後付けの簡易システムで既販車までカバーして、社会問題になっている高齢者のペダルの踏み間違い事故の防止に取り組む。
ダイハツ工業は5日、アクセルペダルの踏み間違いによる急発進を抑える後付けの安全装置「つくつく防止」を発売した。車の前・後方計4カ所にソナーを取り付け、3メートル以内の障害物を検知する。障害物があると燃料供給を断ち、誤ってアクセルを踏んでも車が10センチ―20センチメートル程度しか動かなくする。取り付け費を含む消費税込み価格は5万9508円。
2007年発売の軽乗用車「タント」から取り付けを始める。ダイハツの既販車970万台の内、約8割は衝突防止など安全機能が搭載されていない。今後、全車種に対応を広げ、高齢者の事故抑制につなげる。
進行方向の約3メートル以内にある壁を検知して加速を抑制する機能と、後退時に時速約5キロメートル以上でアクセルを踏むと加速を抑制する機能を付けた。どちらの場合ともアクセル信号はオフにするが、クリープ現象は残るため、ブレーキを踏む必要がある。表示機ではブザー音とともに、「アクセルを離してください」と示してドライバーに気づかせる。
当初の対象車種は、ハイブリッド車(HV)「プリウス」と小型HV「アクア」。販売台数の多さや高齢ドライバーの人数などを考慮した。販売店装着の純正用品として扱い、対象車種も広げていく。
トヨタによると、年齢別のペダル踏み間違い死亡事故の発生比率は65歳以上が約8割を占める。トヨタは新しいモデルだけでなく、今回の後付けの簡易システムで既販車までカバーして、社会問題になっている高齢者のペダルの踏み間違い事故の防止に取り組む。
ダイハツ工業は5日、アクセルペダルの踏み間違いによる急発進を抑える後付けの安全装置「つくつく防止」を発売した。車の前・後方計4カ所にソナーを取り付け、3メートル以内の障害物を検知する。障害物があると燃料供給を断ち、誤ってアクセルを踏んでも車が10センチ―20センチメートル程度しか動かなくする。取り付け費を含む消費税込み価格は5万9508円。
2007年発売の軽乗用車「タント」から取り付けを始める。ダイハツの既販車970万台の内、約8割は衝突防止など安全機能が搭載されていない。今後、全車種に対応を広げ、高齢者の事故抑制につなげる。
日刊工業新聞2018年12月6日掲載