養蜂業の救世主はAIとIoT

効率的なハチミツ作りへ、アドダイスが新システム発売

 アドダイス(東京都台東区、伊東大輔社長、03・6796・7788)は養蜂業者向けに、人工知能(AI)とIoT(モノのインターネット)を利用した支援システム「ビー・センシング」を発売した。巣箱内の温度や湿度をセンサーで計測し、遠く離れた環境でミツバチの群れの健康状態を把握できるほか、AIの数値データ蓄積で収量アップ効果も期待できる。省力化の武器として売り込む。

 消費税抜きの価格は初期投資が30万円、他にクラウド型のAIを通じた管理費などで月3万円が必要。ミツバチの巣箱にセンサーを取り付け、巣箱内の温湿度データなどをスマートフォンのアプリケーション(応用ソフト)へ送信する。

 養蜂業者はハチミツの回収や定期点検時だけ巣箱に行く。かつ巣箱は中の様子が見えにくい。高温や病気などでハチの数が減ると養蜂業者の減収要因になる。また、ハチは一定の期間で新たな群れが巣箱を離れるため、数が半減したなどの事態もある。システムはこれらの予測にも役立つ。巣箱破壊や盗難もチェックできる。

 複数の養蜂場や巣箱を同時に管理できるため、効率的な対応が可能になり、不要な外出も減らせる。過去の作業内容と蜂群の状況データを蓄積できるので、AIの学習機能と合わせ効率的で高品質の養蜂を実現できる。

日刊工業新聞2018年12月7日

  

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