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トヨタ車体が「ダカールラリー」で生かすクルマづくりとは

バン事業の移管で一体感
トヨタ車体が「ダカールラリー」で生かすクルマづくりとは

「ダカールラリー」に向け意気込む増井社長(左)と、チームドライバーら

 ペルーで2019年1月6日から行われる「ダカールラリー2019ペルー」の参戦概要を発表したトヨタ車体。同社が開発・生産するトヨタ自動車のスポーツ多目的車(SUV)「ランドクルーザー200」をベースとしたラリー仕様車2台で、砂丘を中心とする総走行距離、約5000キロメートルのコースの走破を目指す。市販車部門での6連覇に挑む。

 トヨタ車体は95年からダカールラリーに参戦。スポンサー企業や近隣地域、小中高校などから集めた廃油を活用したバイオディーゼル燃料を使う点が、一つの特徴だ。

 今回はコースの7割ほどを砂丘路面が占め、社員ドライバーの三浦昴氏は「全てがヤマ場になるのではないか」と分析する。トヨタ車体の増井敬二社長は「ラリーの経験は車作りにも生きる。チーム一丸でがんばりたい」と意気込んだ。

 またトヨタからのバン事業の移管について「主力のバンで競争力を高め、ワンチームで課題に取り組みたい」と話した。

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