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パナソニックが配送業務を“見える化”する

作業時間や荷物の取り違い削減に貢献
 パナソニックは20日、配送業務をデジタル化して、配送状況を細かく把握できるクラウド型システム「配送見える化ソリューション」の提供を、12月1日に始めると発表した。パナソニックの業務用モバイル端末を使い、配送指示から受け取りサインまでをデジタル化する(写真)。作業時間の削減に加え、紙帳票を使う従来の検品作業に対し、荷物の取り違いなどのミスも減る。

 配送見える化ソリューションの消費税抜きの価格は、初期費用としてライセンス料90万円と端末の費用、これに月額利用料として端末当たり7000円かかる。2017年7月に完全子会社化した、ベルギーのゼテスが手がける配送システムを応用した。トラック輸送されている荷物の位置を常に特定する。荷主から配送状況の問い合わせがあれば、運転手に電話して確認することなく、即座に回答できる。
日刊工業新聞2018年11月21日

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