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会議時間に“ほどよい”長さは40分

シチズンが意識調査を実施、30年前と比べると約30分減少したのはなぜ?
 シチズン時計がまとめたビジネスパーソンに向けた時間に関する意識調査によると、社内会議にかける時間で「ほどよい」と思う時間は40分で、30年前調査との比較で約30分減少した。また、仕事の付き合いで飲食・飲酒する時間も「2時間以内」の回答が最多で、同40分減少した。

 30年前との大きな違いはインターネットやパソコン、スマートフォンの普及だ。パソコン、スマホなど情報端末に接する時間(平日、仕事用)が約2倍増となった一方で、仕事での電話の通話時間は男性で同2倍と長時間化。シチズン時計は「メールが主流で済ます世の中になったからこそ、ビジネス電話がより貴重になった」と分析している。

 家庭・生活関係では夫婦げんかをして仲直りするまでの時間、入浴時間が30年前の調査から短くなり、早く済ませようとする様子がうかがえた。1日に会員制交流サイト(SNS)に接する時間は男性28分に対し女性が50分と、女性の方が“ながらスマホ”など長くSNSに接している状況だ。他方で、インターネット動画を見る1日平均時間は男性52分で女性45分と、男性が長かった。

 調査は9月下旬にインターネットで実施。20―40代の男女それぞれ200人、計400人が回答した。
日刊工業新聞2018年11月20日

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