ガソリンは高いけど、「元売り」儲かる

4―9月期は3社が営業益2倍、原油価格上昇が寄与

 石油元売り4社の2018年4―9月期(昭和シェル石油は18年1―9月期)連結決算が出そろい、原油価格の上昇と国内市況の改善により各社2ケタ増収で、製油所の操業トラブルが長引いた出光興産を除く3社が営業利益を2倍以上に伸ばした。19年3月期業績予想は前四半期末に上方修正した出光と昭シェルに続き、JXTGホールディングス(HD)とコスモエネルギーHDが全項目で上方修正した。

 原油価格上昇に伴う在庫評価影響を除いた実質的な営業利益は、JXTGホールディングス(HD)が前年同期比1217億円増の3411億円、出光興産が同53億円増の974億円。また、実質的な経常利益で昭シェル(1―9月期)が同436億円増の810億円、製油所の定修があったコスモエネルギーHDも同72億円増の565億円となり、軒並み収益力を高めている。

 コスモエネルギーHDの場合、白油(ガソリン、軽油など)1リットル当たりのマージンは「前年同期に比べ2円40銭上昇した」(植松孝之取締役常務執行役員)という。ただ、原油価格は10月上旬をピークに下降しており、「11月に入って縮小している」(同)状況だ。
通期も上方修正相次ぐ

日刊工業新聞2018年11月15日

  

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