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配達・集荷をタクシーで!佐川急便が全国初の試み

京都府笠置町エリアで実施、乗客利用が少ない時間帯を活用する
 佐川急便は山城ヤサカ交通(京都府京田辺市)との協業で、乗用タクシーを使った宅配便荷物の貨客混載事業を開始した。京都府笠置町エリアで、タクシーの乗客利用が比較的少ない日中の時間帯を活用して運転手が配達や集荷を実施する。荷物の集荷に乗用タクシーを使うのは全国初。過疎地域における交通インフラを旅客・貨物の用途で共用することで生産性を高め、人流・物流のサービス維持につなげる試み。

 笠置町をカバーする佐川急便の京都精華営業所で山城ヤサカ交通のタクシー荷室に宅配便荷物を積み込む。荷物を積んだタクシーで旅客業務に就き、乗車待ちや空車時間など運行の合間に、配達や集荷業務も行う。集配終了後は、京都精華営業所に戻り、未配達および集荷した荷物を引き渡して業務を終える。
日刊工業新聞2018年11月7日

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