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元プロ野球の要請で開発、室内で安全に練習できるバッティングマシンの仕組み

神戸電気工業が開発
 室内でも気軽に練習でき、打撃をレベルアップ―。神戸電気工業(兵庫県西宮市、茨木俊和社長、0798・47・7640)は、スポンジボール用バッティングマシンを開発した。トス式でなく投球式の同マシンは珍しいという。人に当たってもけがせず、安全に打てる。価格は4万8000円(消費税抜き)。

 電動バネを使って、「ユニックス」ブランドの練習用スポンジボールを投げる。飛距離は約3メートル。高さは三脚で調整可能。投球間隔は最短2秒まで制御できる。一度にセットできるボールの数は8個。単1電池2個で14時間動く。ボールは別売り。

 茨木社長が元プロ野球選手から、少年やプロが1人で練習できる機械の開発を頼まれ、補助金や技術支援機関の協力を得て製品化した。販売目標は未定だが、「多く売れたら価格を下げたい」(茨木社長)考え。
日刊工業新聞2018年10月8日
葭本隆太
葭本隆太 Yoshimoto Ryuta デジタルメディア局DX編集部 ニュースイッチ編集長
元プロ野球選手の要請を受けてということもあり、3メートルとはいえ前からボールが飛んでくるボールを打つ方がトス式よりも打撃練習になるということでしょうか。

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