家庭用エアコンに標準搭載されるAI、IoTができること

ダイキンやシャープが発売

 家庭用エアコンにIoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)が、標準搭載の機能として普及しつつある。ダイキン工業が11月に発売するエアコンの新製品は、無線LAN機能をオプションではなく標準搭載し、スマートフォンなどと連携できる。シャープは2017年から無線LANに全製品が対応。さらに、10月発売の新製品に取り入れる高度なAI制御は、17年の従来製品でもダウンロードすれば使える。

 ダイキンは4日、エアコンの旗艦モデル「うるさら7Rシリーズ」を11月1日に発売すると発表した。スマホやAIスピーカーを通じ、送風機などとも連動する。新たにAIで個人の好みを学習し、温湿度を制御する機能を開発した。モーターなど機械側の改良を得意とする同社だが、今後は「AIも使いつつ快適さを追求する」(多田裕之企画担当課長)方針だ。

 シャープも同日、AIが生活パターンを学習し、省エネルギー性能を従来比17%程度高めたエアコンを10月25日に発売すると発表した。帰宅時間などを見込み、部屋をあらかじめ快適な温度にしておく。17年モデルの一部に、こうした機能を更新して提供する。健康・環境システム事業本部の中島光雄副事業本部長は「ハードの改良だけで省エネを進めるとコストが上昇する。ソフトウエアの工夫が重要」と話す。

日刊工業新聞2018年10月5日

八子 知礼

八子 知礼
10月06日
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TV業界が10年前に遭遇したネットワーク接続対応を、ようやく白物家電が現実的に実装し始めた。メーカーが勝手に分析するのみならず、いずれそのデータをユーザーに解放し、プログラマブルにしなければならない日も遠くない。エンジニアや企画者達がそこまでの視野を持ったロードマップをイメージできているかが、ハードウェアのみでないビジネスモデルが必須となる今後において、分水嶺ともなりうるだろう。

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関口 巽
関口 巽
10月06日
>データをユーザーに解放し、プログラマブルに
こういう「データをオープンに」という意見はよくあるが、だいたいは「日本企業はクローズだから」ということのカウンターとしての意見であって、ちゃんと中身を理解して発言している人がどれだけいるのだろう(ウフルさんは理解されていると思うが)
重要なのはそれがどう売上や利益につながるかであって、オープンにすることそのものは手段の1つにすぎないのではないか。
  

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