飛行機搭乗時のマスク着用、スマホで確認を義務化したディスコの狙い

専用アプリを開発、全社員に導入

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機内でマスクの着用をチェックするアプリの画面
 ディスコは、社員を対象に中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスやインフルエンザなどの予防強化に乗り出した。飛行機の搭乗時にマスクの着用を確認するスマートフォン用アプリケーション(応用ソフト)を開発し、国内の全社員を対象に導入した。感染症のパンデミック(世界的大流行)は事業活動に多大な影響を及ぼしかねないことから、インフルエンザが流行する冬季を前に管理を徹底し、事業継続マネジメント(BCM)を強化する。

 アプリを使ってマスクの着用を確認する取り組みは珍しい。ディスコは海外企業との取引も多いことから、社員が出張などで飛行機に乗ることが少なくない。飛行機は新幹線やバスに比べて空気の入れ替えが少ないほか、乾燥しやすいため、手軽に使えるアプリで感染症対策を強化する。

 社員は飛行機に搭乗する際、着席後にスマホを機内モードにして「マスクチェックアプリ」を起動する。

 スマホの画面を地面に対して垂直にすると、自動的にシャッターが切られる。撮影した写真は同社の社内ネットワークに再接続された時点でサーバーにアップロードされる仕組み。

 そのため、管理部門が出張の履歴とマスクの着用を確認できる。飛行機内での写真撮影が禁止されている国では免除するものの、原則撮影を義務付けた。

 ディスコは半導体製造装置などの生産拠点を広島県呉市と長野県茅野市に持つ。2017年1月5―18日には、本社(東京都大田区)と広島県の生産拠点で合計44人がインフルエンザに感染した。過去には部員の半数以上がインフルエンザで休んだ部署もあるという。

日刊工業新聞2018年10月5日

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