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インフル感染を最短3分で陽性判定、“キヤノン"子会社が販売

インフル感染を最短3分で陽性判定、“キヤノン"子会社が販売

ラピーム

キヤノンメディカルシステムズ(栃木県大田原市)は、最短3分で陽性判定できる機能を追加したインフルエンザ迅速検査システム「Rapiim(ラピーム)」の販売を始めた。微量なインフルエンザウイルスを迅速に検出可能で、迅速な処方が行え、ワークフローの改善に役立てられる。

 このシステムはたんぱく質分析装置「Rapiim Eye 10(ラピーム アイ テン)」と、専用の体外診断用医薬品のインフルエンザウイルスキット「Rapiim Flu―AB(ラピーム フル エービー)」を組み合わせて使用する。

 従来の8分での最終判定に加え、ウイルス量が多い場合は測定開始後最短3分で陽性判定。さらに鼻かみ液、鼻腔(びこう)拭い液、鼻腔吸引液の3検体種に加え、新たに咽頭拭い液を追加した。患者の症状に合わせて最適な検体種での検査が可能。またラピームフルエービーの有効期間を18カ月から24カ月に延長した。
日刊工業新聞2018年9月25日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
キヤノンメディカルはキヤノンが東芝から買収した医療機器会社。最近はインフルの流行時期が変わってきているという。すでにこの時期にも感染が報告された。まだ大規模ではないので、今後、ワクチンまで創るかは難しい判断になるが。

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