ホンダがGMをパートナーに選んだ理由
「モビリティーサービスをけん引する技術を持つ」
米ゼネラル・モーターズ(GM)とホンダは3日、ライドシェア事業で協業すると発表した。無人ライドシェアサービス専用の自動運転車を共同開発する。ホンダはGM子会社への出資と今後12年の事業資金として計27億5000万ドル(約3100億円)を投じる。3社でライドシェアサービスを世界展開することも視野に入れる。IT大手など異業種を含め、車を使ったサービスをめぐる競争が激化しており、協業で対応を急ぐ。
ホンダはGM子会社で自動運転部門を担うGMクルーズホールディングスに7億5000万ドル(約850億円)を出資する。自動運転事業に20億ドル(約2300億円)を投資する。3社はライドシェア専用の自動運転車を開発し、GMが車両プラットフォーム、GMクルーズがセンサーやソフトウエアなど、ホンダは内外装のデザインの開発などをそれぞれ担う。専用車を使ったライドシェアサービスは、まず北米市場で2019年以降に展開する見通し。
ホンダは自動運転を自前で開発している。GMと共同開発する自動運転車については「あくまでライドシェア専用車という位置付けで、個人向けは今後も自社技術の開発を続ける」(三部敏宏常務執行役員)とした。米ウェイモなど他の企業との協業も継続する。
GMのメアリー・バーラー会長兼最高経営責任者(CEO)は今回の協業について「ホンダとの提携によって、クルーズに優れたデザインやエンジニアリング、生産技術を供給していく」と述べた。
ホンダはGM子会社で自動運転部門を担うGMクルーズホールディングスに7億5000万ドル(約850億円)を出資する。自動運転事業に20億ドル(約2300億円)を投資する。3社はライドシェア専用の自動運転車を開発し、GMが車両プラットフォーム、GMクルーズがセンサーやソフトウエアなど、ホンダは内外装のデザインの開発などをそれぞれ担う。専用車を使ったライドシェアサービスは、まず北米市場で2019年以降に展開する見通し。
ホンダは自動運転を自前で開発している。GMと共同開発する自動運転車については「あくまでライドシェア専用車という位置付けで、個人向けは今後も自社技術の開発を続ける」(三部敏宏常務執行役員)とした。米ウェイモなど他の企業との協業も継続する。
GMのメアリー・バーラー会長兼最高経営責任者(CEO)は今回の協業について「ホンダとの提携によって、クルーズに優れたデザインやエンジニアリング、生産技術を供給していく」と述べた。
日刊工業新聞2018年10月4日