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工場見学だけじゃない!子どもが喜ぶ町工場の“縁日”

横浜市との協力が追い風、来場者は1000人超
工場見学だけじゃない!子どもが喜ぶ町工場の“縁日”

工場を案内する藤沢社長

ワークショップを通じて、子どもたちに町工場に親しんでもらうイベント「町工場たいけん えんにち!」が、プレス金型の設計製作などをするニットー(横浜市金沢区、藤沢秀行社長、045・772・1371)で開かれた。イベントは横浜市が後援。市も協力して地域の小学生らに事前にビラを配布。取り組みが奏功し、午前中は雨天ながら来場者が1025人と初めて1000人を超えた。

今回は「子どもコマ大戦」として金属の板と棒を組み合わせてコマを作り競わせたり、樹脂の射出成形でアクセサリーを作ったり、金属を磨いたりできる18のブースが出展した。藤沢社長(写真右端)が自らガイド役になり、子どもや親を引き連れての工場見学も実施。構内に並ぶプレス機に子どもたちは目を輝かせていた。

このイベントは、声優で「勝手に町工場親善大使」の羽田詩織さんを中心とする実行委員会が主催し、2016年から開いている。羽田さんは「初めて1000人を超えられうれしい。今後も町工場とモノづくりの楽しさを伝えたい」とした。
日刊工業新聞2018年9月28日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
工場見学もいいですが、ワークショップは町工場の仕事や技術を楽しみながら体感できるいいきっかけになるはず。1000人以上も集めているのは驚きですが、広報活動にも成功のコツがあるのでしょうか。

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