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ダゾーン、スポティファイと提携、スポーツと音楽融合

ダゾーン、スポティファイと提携、スポーツと音楽融合

ダゾーンアンバサダーに加わったサッカーのフェルナンド・トーレス選手(左から2人目)とプロボクサーの村田諒太選手(同3人目)

 英パフォームグループが日本でスポーツ動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」を始めて2年がたった。2100億円を投じて2017年から10年間のJリーグの放映権を獲得したのを皮切りに、野球、ボクシング、F1など年間放映試合数が1万を突破した。3年目のさらなる飛躍に向け欧州サッカーのUEFAチャンピオンズリーグを独占ライブ放映。音楽配信大手スポティファイとのキャンペーンも始める。(文・水嶋真人)

 「スポーツと音楽の楽しみ方を革新してきた2社の提携で新たな楽しみ方を提供していきたい」―。スポティファイジャパンの玉木一郎社長はダゾーンとの提携の意義をこう強調する。

 両社は新規顧客向けにダゾーンとスポティファイ・プレミアムを最大1年間、月額1750円(消費税抜き)で楽しめるキャンペーンを8日に始めた。それぞれを各自に契約する場合に比べて980円安くなる。プロボクサーの村田諒太選手、サッカーJリーグチームの浦和レッズの槙野智章選手らが選曲したオリジナルプレイリストもスポティファイ上で公開し、スポーツと音楽の“融合”をアピールする。

他にも目玉


 ダゾーン3年目の目玉は他にもある。19日に開幕するUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ全試合の独占ライブ放映だ。10月20日に米ラスベガスで開かれる村田諒太選手の2度目の防衛戦、ボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチも独占ライブ中継する。映像コンテンツの充実でダゾーンが目指す「スポーツの新しい本拠地」に、また一歩近づいたと言えそうだ。

習慣変える


 パフォーム・ジャパンのマーティン・ジョーンズグループディレクターは、2年間の成果について「スポーツ視聴者の習慣を大きく変えた」と強調する。

 例えばテレビや携帯端末など複数の機器で視聴するユーザーが35%と、テレビのみの23%、携帯端末のみの28%を上回った。サッカーファンがボクシングも視聴するなど複数のスポーツを視聴するユーザーの割合が38%に達し、スポーツの総視聴時間は前年比3・3倍に増えたという。
日刊工業新聞2018年9月11日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
20年には現在の4GLTEの100倍の高速通信が可能な第5世代通信(5G)が商用化され、4Kなど大容量の高精細映像も携帯端末で楽しめるようになる。ダゾーンはNTTドコモユーザー向けに月980円で視聴できる「ダゾーンforドコモ」を展開しているが、動画サービスの強化に動く携帯電話大手と、どのような5G対応サービスを打ち出していくのか注目される。(水嶋真人)

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