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マクアケ、SBJ銀とクラウドファンディングで提携、中小企業の海外進出支援へ

マクアケ、SBJ銀とクラウドファンディングで提携、中小企業の海外進出支援へ

韓国の事業者によるクラウドファンディング案件で実用化された両端レーザー距離計

 マクアケ(東京都渋谷区、中山亮太郎社長、03・6758・2205)は7日、SBJ銀行(東京都港区)と韓国市場向けクラウドファンディングサービスの分野で業務提携する。両社のサービスやネットワークを生かし、企業の海外進出を支援するのが狙い。日本―韓国間でサービスを利用する顧客数は2018年度に累計で数百社を見込む。中小企業などを中心に提案し、数年後をめどに顧客数を1000社以上に増やす。

 マクアケが業務提携するSBJ銀行は、韓国都市銀行大手の新韓銀行のグループ会社。今回の提携で、同グループの取引先である韓国企業が日本に進出する際、マクアケのクラウドファンディングサービスを利用できる。同時に、新製品や新サービスを海外で提供したいマクアケの顧客の要望にも対応し、韓国進出などを支援する。

 マクアケは7月に韓国最大のクラウドファンディングサービス事業者、Wadizと業務提携した。日本と韓国の双方向での事業展開を支援できる体制を整えた。韓国市場は中小企業やスタートアップ企業、企業内ベンチャーなどが増えている。すでに両国で実績があり、引き合いも増えているという。1000万円以上のクラウドファンディングプロジェクトも複数あり、企業や金融機関の間でクラウドファンディングへの関心が高まっている。

 クラウドファンディングサービスは国内だけでなく世界中から出資を募るケースが増えており、中小・中堅企業の海外展開のきっかけになりつつある。
日刊工業新聞2018年9月7日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
マクアケは今後、各国でも企業が世界展開できる体制を整え、クラウドファンディング市場の拡大を促す。

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