働き方改革を加速するテーブルのデザイン方法

内田洋行 オフィス商品企画部長に聞く

 内田洋行は「働き方」と「働く場」の変革支援サービスを提供している。働き方改革で追い風が吹いているオフィス向けテーブル「LEMNA(レムナ)」のデザインについて、営業本部営業統括グループオフィス商品企画部の門元英憲部長兼開発課長に聞いた。

 ―デザインの組織体制は。

 「商品企画部として企画、開発、プロダクトデザインの3課を置いている。製造は当社グループのサンテック(栃木県鹿沼市)が担う。商品ごとに社内外の最適なデザイナーと組んで開発している。レムナでは家具デザイナーの藤森泰司氏と組んだ」

 ―そのコンセプトは。

 「1990年代前半から2000年代ごろまでは温度・湿度、光や広さといった快適性や機能性が高いオフィスが求められていた。今は、人が育つオフィスとして、創造的な場が求められる。人が育つ場となっているのは、自席スペース以外であることが多い。これを踏まえ、デスクではなく、会議やコミュニケーションなど、何でもしやすいテーブルのデザインになった」

 ―デザインで意識していることは。

 「顧客視点での新しい価値提供の上で、“人・空間・情報”の“場”を構築するものと捉えている。人が中心となるように意識している。商品にありがちな装飾的なデザインは行わない方針をとっている。場の調和の視点を重視し、テーブルの脚の素材にまでこだわっている」

 ―デザインの工夫に対するユーザーからの反響は。

 「脚部が黒色のものがメーンのブラックモデルも人気で、売り上げは倍増し好調だ。テーブルの高さも720ミリメートルと950ミリメートルを選択できる。後者の場合、立ち仕事の時にも使いやすい。いすも、高く座っている状態でも、立って話しかけてくる人と目線が合わせやすく、より一層アクティブに動きやすくなる。ユーザー企業から『若手社員の使用率が高い』という声もいただいている」
門元英憲氏

(聞き手・茂木朝日)

日刊工業新聞2018年8月14日

葭本 隆太

葭本 隆太
08月14日
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「人が育つ場となっているのは、自席スペース以外であることが多い」というコメントになんとなく納得します。やはりコミュニケーションを取ってこそ人は育つということでしょうか。

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