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かつての「盗難車」王者、50周年特別車で再び人気に?

「ハイエース」に特別仕様、国内生産の核に
かつての「盗難車」王者、50周年特別車で再び人気に?

スーパーGL“50THアニバーサリーリミテッド”

 トヨタ自動車は、商用車「ハイエース」の誕生50周年記念特別仕様車「スーパーGL“50THアニバーサリーリミテッド”」を発売した。2019年7月31日までの期間限定で生産する。フロントロアグリルに漆黒メッキを施すなど、高級感や上質感を演出した。価格は324万円(消費税込み)から。月間300台の販売を目指す。

 最上級グレード「スーパーGL」をベースに、フロントフォグランプベゼルやフルホイールキャップは高輝度塗装し、内装にはブラックを随所に採用した。バックドアやスマートキーは50周年記念エンブレム付き。外板は特別設定色を含む6色をそろえる。「ハイエース」「レジアスエース」には同時に特別仕様車「スーパーGL“ダークプライムII”」も設定した。

 ハイエースは1967年に「トヨエース」の小型モデルとして誕生。現行モデルは5代目。世界累計販売台数は約600万台を超える。
ハイエースはCVカンパニーの根幹を担う車。そして商用車は、これからの国内生産の核になる。
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
「自動車盗難事故実態調査」では07年から7年連続で盗難が最も多かったのが「ハイエース」。ここ4年間は「プリウス」だが、昨年も3位につけている。盗難が多いのは人気の裏返し。

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