格安スマホ「マイネオ」、20年度までの黒字化は可能か
「200万回線達成前に実現」(荒木誠社長)
ケイ・オプティコムは2020年度までに、格安スマートフォンサービス「マイネオ」事業の営業損益を黒字転換する。荒木誠社長が日刊工業新聞社の取材に応じ、「(20年度契約目標の)200万回線に届く前には黒字化できる」との見通しを示した。ただ店舗運営や広告宣伝といった、販売コストの負担増は続く見通し。格安スマホサービスは競争が激しさを増している。規模拡大と販売コストのバランスを取り、成長戦略を進める。
ケイ・オプティコムは携帯大手から回線を借りてサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)。同社のマイネオは14年のサービス開始以来、ユーザーが堅調に拡大し、18年4月に100万回線を突破した。だが、即日対応が可能な店舗の運営やテレビCMなどのコストが負担となり、現在も営業赤字が続いている。
国内のMVNOのうち、マイネオのシェアは9・2%(18年3月末時点)。他社の新規参入もあり、差別化や顧客の囲い込みに販売促進関連費が欠かせない。荒木社長は「今はMVNOが広がっている時期。アピールして早く10%超にしたい」とし、販売コストは今後も一定の増加を想定する。
マイネオは利用者によるコミュニティーサイトを強みとし、解約率の低さが特徴。9月にはソフトバンク回線も含む携帯大手3社全ての利用が可能となり、新規顧客の獲得に弾みをつける。利用者の利便性向上の取り組みを強化し、顧客層を広げる考えだ。
ケイ・オプティコムは携帯大手から回線を借りてサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)。同社のマイネオは14年のサービス開始以来、ユーザーが堅調に拡大し、18年4月に100万回線を突破した。だが、即日対応が可能な店舗の運営やテレビCMなどのコストが負担となり、現在も営業赤字が続いている。
国内のMVNOのうち、マイネオのシェアは9・2%(18年3月末時点)。他社の新規参入もあり、差別化や顧客の囲い込みに販売促進関連費が欠かせない。荒木社長は「今はMVNOが広がっている時期。アピールして早く10%超にしたい」とし、販売コストは今後も一定の増加を想定する。
マイネオは利用者によるコミュニティーサイトを強みとし、解約率の低さが特徴。9月にはソフトバンク回線も含む携帯大手3社全ての利用が可能となり、新規顧客の獲得に弾みをつける。利用者の利便性向上の取り組みを強化し、顧客層を広げる考えだ。
日刊工業新聞2018年8月2日