ニュースイッチ

早くも5年前の年間販売超え、ランボルギーニはなぜ日本でうける?

「技術革新に挑戦する姿勢が受け入れられている」
早くも5年前の年間販売超え、ランボルギーニはなぜ日本でうける?

ランボルギーニ車を囲む、オルテンツィ氏(左)とクレシ氏

 高級スポーツ車で知られるイタリアのアウトモビリ・ランボルギーニ。2018年1―6月の世界販売台数は2327台となり、5年前の年間販売台数を上回った。日本は米国に続く世界2位の市場で昨年は年間で411台が売れた。マッテオ・オルテンツィアジア太平洋地域最高経営責任者(CEO)は「技術革新に挑戦する姿勢が受け入れられている」と笑顔を見せる。

 先日富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開いたランボルギーニ車限定のレースシリーズに合わせ、同社の現状を紹介した。日本と韓国のカントリーマネージャーを務める販売担当のフランチェスコ・クレシ氏は「工場の見学会やライフスタイル提案など、ユーザーに対する発信」が好調の一因と説く。

 近く、同社初のスポーツ多目的車(SUV)「ウルス」の納車が始まる。予約は好調で、販売をけん引しそうだ。
日刊工業新聞2018年7月24日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
オルテンツィ氏は「我々の技術や挑戦を知る機会を増やしたい」と、日本での新たな仕掛けを考えている。 (日刊工業新聞第一産業部・尾内淳憲)

編集部のおすすめ