ポルシェやフェラーリも、EVのスーパーカー市場は盛り上がるか

 電気自動車(EV)のスーパーカー市場が盛り上がってきた。アスパーク(大阪市北区、吉田真教社長)は、静止状態から2秒で時速100キロメートルまで加速するEVスーパーカーの受注を10月に始める。伊フェラーリや独ポルシェも製品投入を計画する。既存の「エコ」という価値を超えてEVの選択肢が広がれば、EV市場の一層の活性化につながりそうだ。

 アスパークは10月4日からパリで開かれる自動車国際展示会「パリモーターショー2018」にEVスーパーカー「Owl(アウル)」を出展し受注を始める。

 主に欧州で最大50台を限定販売する計画。想定価格は350万ユーロ(約4億6000万円)と高価だが、2017年9月にドイツの「フランクフルトモーターショー」に出展した際は10件弱の引き合いを得たという。生産は欧州の自動車部品メーカーに委託する。19年末の初出荷を目指す。

 ポルシェは「ミッションE」と呼ぶEVスポーツカーを19年以降に発売する計画。フェラーリもセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)が、EVスーパーカーへの参入を1月に表明した。米テスラも08年に発売した「ロードスター」の第2世代を20年に投入する計画。

 モーターで駆動するEVはガソリン車より加速性能に優れ、スーパーカーに求められる乗り味にマッチしているとされる。アスパークの川中清之R&D事業本部電気自動車開発シニアコンサルタントは「一般的にEVはエコなファミリーカーというイメージが強いが、当社は速さを追求した超高級プレミアムスポーツカーを提唱したい」と説明する。

日刊工業新聞2018年5月9日

葭本 隆太

葭本 隆太
05月09日
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アスパークは技術者人材の派遣事業を展開しており、14年からEV開発に挑戦しています。2秒で時速100キロは体験してみたいところ。ちなみに加速度世界一の富士急ハイランドのジェットコースター「ドドンパ」は1.8秒で時速172キロに到達するそうです。

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