セラピスト並みの性能、個人の感情に応じるロボ用AI
中部大が開発
中部大学工学部のイ・ジェリョン助教らは、個人ごとの感情に応じるロボット用人工知能(AI)ソフトウエアを開発した。AI技術のディープラーニング(深層学習)を利用し個別の異なる感情に応えられるようになった。市販のロボットに組み込んでセラピスト並みの性能を確認した。自閉症児の在宅治療などで実用化を目指す。
ソフトバンクロボティクスの人型コミュニケーションロボット「NAO(ナオ)」に組み込み、喜怒哀楽の四つの感情を表現して日本やセルビアの自閉症児と対話した。自閉症児の表情や声、心拍などを測定。測定値や診断情報などからロボットが子どもの感情状態を予測した結果、セラピストの判断と予測結果が約60%合致した。
ソフトバンクロボティクスの人型コミュニケーションロボット「NAO(ナオ)」に組み込み、喜怒哀楽の四つの感情を表現して日本やセルビアの自閉症児と対話した。自閉症児の表情や声、心拍などを測定。測定値や診断情報などからロボットが子どもの感情状態を予測した結果、セラピストの判断と予測結果が約60%合致した。
日刊工業新聞2018年7月13日