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アキバがFAの聖地になる!?

三菱電機が導入支援施設
アキバがFAの聖地になる!?

「東日本FAソリューションセンター」

 三菱電機は2日、同社の工場自動化(FA)機器や技術の導入を支援する施設「東日本FAソリューションセンター」を東京・秋葉原に開設した。

 IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)を活用した先進技術や、食品など業種別の生産工程を想定した自動化技術など、幅広いFA機器や技術を用いた生産性向上策などを提案する。実機を用いた試験や研修施設も併設し、年間1万人の来場を見込む。

 同施設はビル2階分を活用し、延べ床面積は約1500平方メートル。1階では業種や生産工程別のロボット技術、AIを活用した予防保全技術、IoTを活用した品質改善など現場の課題解決策を提案する「e―ファクトリー」などを紹介。

 ロボットやセンサーなど実機を用いた動作確認ができる試験施設も併設する。2階では制御プログラムなどFA機器の扱い方を学ぶ研修施設を設置。従来の東京・大崎の施設と比べ部屋数を4から6部屋に拡充した。

 三菱電機FAシステム事業本部の三条寛和機器事業部長は「先進のものづくりを見て、実現したい手法を試す場になればいい」と述べた。

 同様の支援施設は愛知県や広島県の工場内に設けていた。新拠点の開設で、特に東日本の顧客開拓を積極化する。
日刊工業新聞2018年7月3日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
日本の製造業の源泉でもあるFA機器、そして三菱電機の最大の収益源。ぜひ強さの秘密を直接見てはいかが。

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