日本製粉の弁当ロボット、毎時4400食分の総菜供給

双腕ロボット「二トロン」拡販へ

 日本製粉は食品業界向けの双腕ロボット「ニトロン」の拡販に乗り出す。人手不足問題を解決するため開発したロボットで、双腕を使用した場合、毎時4400食分の総菜の供給といった高速処理が可能。食材やメニューが多様なコンビニエンスストア向けの弁当・総菜会社や、スーパーマーケットの調理場などでの省人化需要を見込む。これらの分野は食品業界の中でも人海戦術が中心で、ロボット導入が遅れている。ロボ価格は1500万円程度を予定する。

 日本製粉の子会社が開発したニトロンはグループ会社のファーストフーズ(東京都八王子市)の工場に2台を試験設置、3月から稼働を始めている。同工場は大手コンビニ向けに、めんたいこパスタやチキン南蛮弁当、オムライスなどの弁当類を供給している。ニトロンは作業者の列に混ざって個別作業を担当。めんたいこパスタの場合、容器に入ったゆで麺の上部中央に液体ソースを注いだり、パセリなどの粉体具材をトッピングする。

 カメラで容器の位置傾き、コンベヤー速度を認識しながら作業を行うため、生産状況の変化に臨機応変に対応できる。熟練作業者と同等の能力で安定した位置、均一重量でトッピングが行えるため「急病で休んだりしないため、労務管理上のメリットもある」(日本製粉)という。

 コンビニやスーパーに並ぶ弁当類は季節限定や期間限定商品、地元食材を使い、中身や容器が頻繁に変わるが、これに対応する。

日刊工業新聞2018年6月21日

葭本 隆太

葭本 隆太
06月23日
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中身や容器が変わっても対応できるロボットとのこと。賢いですね。

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