楽天市場にラクラク出品、“売れる”商品説明はAIにおまかせ

楽天技術研究所が開発中、2019年度中に提供へ

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「楽天市場」の評価レビューをAIが分析して商品説明文を作成する
 楽天は人工知能(AI)を活用して商品説明文を自動作成する技術を開発し、2019年度中に電子商取引(EC)サイト「楽天市場」の出店店舗向けに提供する。楽天市場の出品商品と、購入客の商品評価レビューをAIが分析し、実際の購入につながるような商品説明文を自動作成する。出店者の負担軽減につながるほか、実際のニーズをとらえた商品説明文で、楽天市場の流通総額を拡大する狙い。

 通常、楽天市場に出店する場合は出店者が商品説明文を作成する必要がある。商品説明文は楽天市場の閲覧者が商品理解を深めるために重要だが、実際の購入客は、贈与目的など出店者が想定外の目的で購入することもあるという。

 こういった相違を埋めるため、AIが購入客の商品評価レビューを分析してニーズにあった説明文を自動作成する。これにより、「商品の機能性だけでなくサポートサービスも優れている」など、購入客に評価されている隠れたアピール点を商品説明文に組み込むこともできる。

 新技術は楽天の研究開発機関である「楽天技術研究所」(東京都世田谷区)が開発中。すでに一部商品には同技術を活用して、効果検証を進めている。今後有用性を確認し、19年度の提供を目指す。

 楽天市場の出店店舗は4万5000店、商品数は2億5000点に上る。こういった巨大な顧客基盤と購入客の商品レビューを活用して、出店者の利便性を高めながら購入客を増やす。

日刊工業新聞2018年6月18日

COMMENT

葭本隆太
デジタルメディア局
ニュースイッチ編集長

購入客のレビューを活用してという点が新しいところでしょうか。どんな説明文を生み出すのか事例をいくつか見てみたいです。

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