アイスコーンの内側にチョコを均一に、よりはやく塗布できる装置ができた

飛び散りも減らせて材料や掃除の無駄も減らせる

 ノードソン(東京都品川区、内田勝社長、03・5762・2700)は、液体を均一に噴射するエアーレススプレーを回転させ、アイスクリームコーンの奥まで均一にチョコレートを塗布できる装置を開発した。1度の吹きつけ作業で済み、作業時間を短縮するほか、エアーレスのスプレーで飛び散る量も少なくした。特許出願中で、アイスクリームをはじめとした菓子業界を中心に、幅広く食品加工への導入を目指す。

 スプレーノズルを独自に開発し、アイスクリームコーンの奥まで均一にチョコレートを塗れるようにした。作業時間を短縮できるほか、品質のばらつきをなくせる。

 飛び散りが少なく、塗着率が60―90%といわれるエアーレスのスプレーを活用した。チョコレートが飛び散りにくくなるため、食材の無駄と、清掃の頻度を減らせる。液体に漬けて塗るよりも無駄が少ないため、今後ソースを塗る現場などにも提案したい考えだ。

 また同装置は、噴霧していないときでも常に液体が循環する機構を採用した。チョコレートを塗布する際のカカオの沈殿や、温度変化で固まることによるつまりを防止する。常に同じ品質のチョコレートを塗布できる。

 同社は米ノードソン・コーポレーションの子会社で、塗料や接着剤の塗装装置の製造を手がけてきた。技術を応用し、食品市場に参入した。

 チョコレートの塗布技術は、12日から東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる国際食品工業展「FOOMA JAPAN2018」で、実演展示する。

日刊工業新聞2018年6月12日

平川 透

平川 透
06月12日
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