工具を模した文房具がカッコイイ!!
測定工具メーカーが消費者向け文具ブランドを立ち上げた
マルイテクノ(栃木県鹿沼市、倉沢安行社長)は、角度計やダイヤルゲージなど測定工具の設計から製造までを一貫して手がける。2016年には“本職”ならではのこだわりを取り入れたBツーC(対消費者)向け文房具のブランド「ICHIREI」を立ち上げた。工具などを模して精度やデザインも追求した文房具づくりへの思いを倉沢社長に聞いた。
―消費者向け商品の開発に踏み切ったきっかけは。
「デザイン面で協力を得ることになったSOL styleのデザイナーと、栃木県中小企業団体中央会の講習会で出会ったことがきっかけ。モノづくりの現場でプロが使う工具を、男女を問わずに身近なモノにしてもらいたいと思い、文房具の開発を決めた」
―デザインでのこだわりは。
「ノギスやスコヤーなどの測定工具を模した14種類の定規をラインアップしている。重量感を実現するほか、酸化による変色も愛着になると考えて、ほぼ全ての素材を真ちゅうにした。またアルミニウムを基調とした定規は、それだけでは冷たい印象になってしまうため、寄せ木と組み合わせて、優しい質感を表現。目盛りは、本物さながらにレーザーマーカーで打刻している」
―目指す文房具像は。
「机の上に置いた時のかっこ良さ、異素材との融合や重量感など、店頭で高級万年筆の横に並んでも引けを取らないという自負がある。要望があれば指定のロゴマークなども打刻できるため、企業の記念品など贈り物としても活用してもらいたい」
―今後の展開は。
「現在は試験販売のため、7月を目標に店頭で正式に販売したい。国内の販売基盤を固めた上で、海外の展示会に出品するなどして海外展開も視野に入れている。特に欧州はアンティーク家具などが充実しているイメージがあり、将来はその方面にも売り出したいと考えている」
(聞き手・前田健斗)
―消費者向け商品の開発に踏み切ったきっかけは。
「デザイン面で協力を得ることになったSOL styleのデザイナーと、栃木県中小企業団体中央会の講習会で出会ったことがきっかけ。モノづくりの現場でプロが使う工具を、男女を問わずに身近なモノにしてもらいたいと思い、文房具の開発を決めた」
―デザインでのこだわりは。
「ノギスやスコヤーなどの測定工具を模した14種類の定規をラインアップしている。重量感を実現するほか、酸化による変色も愛着になると考えて、ほぼ全ての素材を真ちゅうにした。またアルミニウムを基調とした定規は、それだけでは冷たい印象になってしまうため、寄せ木と組み合わせて、優しい質感を表現。目盛りは、本物さながらにレーザーマーカーで打刻している」
―目指す文房具像は。
「机の上に置いた時のかっこ良さ、異素材との融合や重量感など、店頭で高級万年筆の横に並んでも引けを取らないという自負がある。要望があれば指定のロゴマークなども打刻できるため、企業の記念品など贈り物としても活用してもらいたい」
―今後の展開は。
「現在は試験販売のため、7月を目標に店頭で正式に販売したい。国内の販売基盤を固めた上で、海外の展示会に出品するなどして海外展開も視野に入れている。特に欧州はアンティーク家具などが充実しているイメージがあり、将来はその方面にも売り出したいと考えている」
(聞き手・前田健斗)
日刊工業新聞2018年6月5日