伊藤園とミズノが組んだら「茶殻」が人工芝用充填剤に化けた
表面温度の上昇を抑制する効果も
伊藤園とミズノは、日本茶飲料の製造過程で排出される茶殻を活用したスポーツフィールド用チップ「Greentea」を共同開発した。これを充填材にした人工芝は通常のゴムチップを使うモノに比べ表面温度の上昇を約7度C抑制できるほか、二酸化炭素(CO2)削減効果もある。ミズノは自社のスポーツ施設屋外広場に人工芝を導入後、7月2日に発売する。
今回、共同開発したフィールド用チップは樹脂に茶殻を配合したことで、光の吸収を抑制し温度上昇を抑える効果があるほかゴムチップ特有のにおいがないのが特徴。
同チップを使ったロングパイル人工芝(写真)でサッカー場(約8000平方メートル)に全量使用した場合、茶飲料のペットボトル約43万本分の茶殻をリサイクルできる。茶殻はCO2を蓄えているため、これにより約4・3トン分の削減効果もあるという。
伊藤園は年間6万トン弱も排出する茶殻を、独自のリサイクルシステムで畳や建材、ペットボトル用段ボールなどに活用している。
今回、共同開発したフィールド用チップは樹脂に茶殻を配合したことで、光の吸収を抑制し温度上昇を抑える効果があるほかゴムチップ特有のにおいがないのが特徴。
同チップを使ったロングパイル人工芝(写真)でサッカー場(約8000平方メートル)に全量使用した場合、茶飲料のペットボトル約43万本分の茶殻をリサイクルできる。茶殻はCO2を蓄えているため、これにより約4・3トン分の削減効果もあるという。
伊藤園は年間6万トン弱も排出する茶殻を、独自のリサイクルシステムで畳や建材、ペットボトル用段ボールなどに活用している。
日刊工業新聞2018年5月28日