サントリーや伊藤園、自販機に新決済機能

都市部で差別化

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ウィーチャットペイ対応の自販機
 飲料自動販売機で、新しい決済機能の取り込みが進んでいる。伊藤園は中国のモバイル決済サービス「ウィーチャットペイ」に対応、サントリー食品インターナショナルはスマートフォンと連動したオフィス内自販機ポイントサービスに、クレジットカード情報による財布機能を追加した。機能を多彩にすることで利用者拡大を目指す。

 伊藤園はウィーチャットペイ対応の自販機を千葉県成田市のホテルに設置。2018年夏までに合計100台、将来は同5000台規模に拡大を目指す。

 ウィーチャットペイはスマホを通じて、クレジットカードを介さず直接銀行口座から代金を引き落とすモバイル決済。中国で6億人の利用者と100万店強の利用店舗がある。

 これに対応することで訪日中国人の需要が取り込めるとみてネオス(東京都江東区)と対応自販機を共同開発した。日本で3000万人以上の利用者がいる「LINEペイ」にも対応が可能だ。

 サントリー食品の自販機は、ポイントに応じて「伊右衛門特茶」などの特定保健用食品(トクホ)飲料がもらえる「サントリーGREEN+」の利用者が対象。登録クレジットカードから1000円、3000円、500円単位でグリーンマネーをチャージできる。

日刊工業新聞2018年1月1日

COMMENT

飲料大手はこれまで自販機の台数を競ってきたが、都市部で好立地の場所はすでに飽和状態にある。各社は決済機能による他社との差別化に動いている。 (日刊工業新聞第ニ産業部・嶋田歩)

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